2024.10.24 葬儀
祭壇は、故人の魂をあの世へ送る供養の気持ちを表現した物です。
もとは故人を寝かせてある枕もとに、蝋燭や線香を立てる台を作った「枕机」(野机とも呼ばれていた)が発展したもので、その机がお盆の飾りのように段をつくるようになり、後に葬列(柩のはいった輿を担いだりして火葬場まで行列を組んだ)で使用した祭具や輿を段に飾リはじめたことで現在の祭壇の形ができました。
この祭壇は各地の慣習によってさまざまな飾られ方をしています。
またお葬式での祭壇の役割は故人を祀るための象徴です。
宗教(仏式、神式、キリスト教など)によって祭壇の形態は変化しますし、宗派によっても若干の変化が見られる場合があります。 昨今では白木祭壇だけでなくお花で造った生花祭壇や故人の好きだった物などを形にしてオリジナルな祭壇をつくる動きも出てきています。
祭壇のお値段に関しては『ちょっと高額だな』と感じている方もいると思いますが、祭壇にはたくさんの種類があり、お値段にも低額なものから高額なものまで幅があります。
祭壇の中でも白木祭壇は最も高級な祭壇とされ、そのなかでも総檜造りの無垢(上薬を使用していない木の質のまっさらな物)のものは超一級の高級品です。
ほとんどの場合、この費用の中に祭壇の運搬費や維持管理費、セッティングに関わる人件費。そして葬儀全体の施行費が組み込まれているとご理解下さい。
昨今の葬儀社の中には、祭壇費用を式場を飾る内装品として位置づけをし、レンタルリース料または製作料を設定。
別途、葬儀規模にみあったプロデュース料やコーディネイト料をお見積もりとして提示している会社もあるようです。